原鉄道模型博物館

2012年7月7日訪問
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第三展示室「ヴィンテージ・コレクション」

歴史的に価値があるアンティーク模型、一番切符のコレクション、原氏の旅行の記録などを展示しています。
原コレクションには多数のティンプレート模型が含まれていますが、当博物館にはほんの一部だけを控えめに展示しているようです。

ヴッパータールの懸垂式モノレール
20世紀初めのメルクリンの製品ですが、世界で現存する完全なセットはこれだけとのことです。
原氏がクリスティーズのオークションで落札した後も、海外のコレクションから譲渡の申し入れがありましたが断り続けているという逸品です。

ケルン・ボン電鉄の電車
これもメルクリン初期の製品、といっても市販されたものではなく、
ケルン・ボン電鉄が記念品として15セット作った特注品です。
希少な上に有名すぎて、現在でも他社からレプリカが販売されているほどです。

スイス国鉄 Ce6/8 クロコダイル
どちらもメルクリンの製品
上は簡略化して動輪数が少ない、
下が実車通りの動輪数

スイス国鉄 電気機関車
1937年メルクリン製
当時のOゲージの代表製品

フランス国鉄 流線型機関車
1938年JEP製
原氏がこの模型を入手したときに私も同行していたので思い出深い模型です。
パリのある模型店でこの模型を見つけ、買うべきか躊躇していると後から入ってきた客に買われてしまいました。
翌日、別の店に行くと、この模型が並んでいて前日のモノより状態はよかったのです。
迷わず購入、「前日の仇を取った。」と祝杯を挙げたのです。

チェコ国鉄 電気機関車
1950年代のチェコ製Oゲージ
詳細は不明

日本の国鉄タイプの蒸気機関車
1930年代の関電機製品
当時の国産高級玩具

原氏の海外旅行の一部をエピソードを交えて紹介しています。
愛用していたボレックスの16mmカメラも展示しています。
有名なエピソード
ドイツのインターシティの定期列車を運転した話。
信じられないことですが、乗客も乗った状態です。

私も他人事とは思えません。

世界の模型店めぐり
右上の写真は、私が同行したパリの模型店FERの店頭での出来事です。
ワゴンリをたくさん買い込んだのを思い出します。
この店は、銀座の天賞堂のように模型店と宝石店を併設していましたが、現在は閉店してしまいました。

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