Southshore Line 電気機関車

カワイ、1956年製


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TMS1956年2月号のカワイモデルの広告です。
サウスショアという鉄道名だけでこの機関車のことを指すほど有名な車輛です。
凸型の車体に大型パンタグラフとポールという独特のデザインです。
HOではカワイが製品化しましたが、Oでもカツミが製品化しています。
catalog

カワイのカタログです。(クリックすると拡大します。)

front

全体の製品の作りはカワイ製らしくシンプルで、プレス加工品のハンダ付けで構成されています。
実車はどうか知りませんが、車体の緑色はメタリック風の光沢仕上げです。
台車にはカウキャッチャーが取り付けられていますが、この角度で見ると目立ちません。
side車体側面のリベットはプレスによる浮き出しです。
床板を省略して台車枕梁を直接車体にビス止めしているのは、この年代の電気機関車ではよく行なわれた方法です。
ヘッドライトの電球が飛び出しているのは仕方の無いところでしょうか。
roof屋上機器は真鍮のブロックで、この機関車の無骨な印象を強調しています。
屋根の縁取りに金色のラインが入っているのがアクセントになっています。
パンタグラフ側のボンネット上にはベルが付いています。
drive縦型モーターとインサイドギヤという一般的な方法ですが、凸型車体に収めるためにモーターを通常とは前後逆向けに取り付けています。
そのバランスを取るために、機械室ボンネット内にウェイトが取り付けられています

box
旧い製品ですが、カワイ製品の常として、永年にわたって再生産を繰り返しています。
ほとんど仕様を変更していませんので、今でも発売当時と変わらぬ製品が入手できます。
トロリーブームの今日、ポールを生かして架線集電で走らせるのも良いかなと思います。

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