ウィーンのシュテファン寺院の前の模型屋に行ったときのことです。ここはおもちゃ屋の2階が鉄道模型売り場ですが、場所が良いので観光のついでにいらっしゃった方も多いと思います。
「トラムを見せてくれ。」と頼むと、
ウィーン土産で（鉄道ファンには）有名なプラ製のＨＯを出してきたのですが、
「それは持っているので、他にないか。」
というと出てきたのがコレです。
真鍮とロストワックスを使ったハンドメイドで室内もきちんと作ってあり、走行もフライホイール付きのモーターで大変スムーズです。
塗装の仕上げも丁寧で開放状態で固定したドアの部分などはどうやってマスキングしたのか不思議なぐらい見事に塗り分けられています。この模型はウィーン市内の小さなメーカーが作っていて、ウィーンでしか入手できないようです。
そのとき店に在庫していたのは、この1輌だけでした。
ちなみに値段は日本円で4万円以上しました。
参考までに、土産用のプラ製のトラムはコレです。
モーター無しで1輌2000円弱です。
写真のモデルはオプションの動力装置と金属製のビューゲルを付けています。
これもよく走ります。