スイスの代理店Fulgurex向けに天賞堂が製造した製品です。
天賞堂製品では唯一のフランス型です。
天賞堂、1961年製
1962年の天賞堂の広告です。
スイスの代理店Fulgurex向けに天賞堂が製造した製品です。
天賞堂製品では唯一のフランス型です。
実物は
第二次世界大戦の戦災復興のためにアメリカから輸入されました。
Lima,Alco,Baldwinの3社が担当し、1945年から1947年にかけて合計1343輌が製造されました。
したがって、フランス型とはいえアメリカンデザインです。
アメリカ型が得意な天賞堂が製造したのが納得できます。
この軸配置は元々は貨物用ですが最高速度100km/hまで出すことができたので、
旅客用としても重宝され特急ミストラルも牽引しました。
そして、フランスの現役最期の蒸気機関車として1974年まで生き残りました。
模型は カラフルな緑塗装と黒塗装が発売されました。
緑色と黒色では仕様が変えてあります。
黒色は特急ミストラルのサインボードが煙室戸についています。
テンダーも異なります。
緑が重油焚き仕様、黒が石炭焚き仕様です。
デフには、この時代の天賞堂製品でおなじみの「Tenshodo」の銘板が貼ってあります。
テンダー裏のTenshodoのプレートは七宝焼の高級なものです。