このフランス国鉄CC7100は、1952年に登場した直流区間用の急行機関車です。そして、1954年に試験線で記録した時速331km/hは長らく鉄道車輛の最高速度になり、1950年代から60年代を通じて世界で最も有名な電気機関車になりました。その速度試験に使用されたのが、この模型のプロトタイプCC7107号機です。
ROXY、1980年代
このフランス国鉄CC7100は、1952年に登場した直流区間用の急行機関車です。そして、1954年に試験線で記録した時速331km/hは長らく鉄道車輛の最高速度になり、1950年代から60年代を通じて世界で最も有名な電気機関車になりました。
その速度試験に使用されたのが、この模型のプロトタイプCC7107号機です。
ROXYはスイスの模型メーカーです。
1980年代に登場し、短期間で消滅しました。
車体、下回りはダイカスト製で同じスイスのHAGとよく似た構造です。
カタログにはヨーロッパ各国の代表的な電気機関車が紹介されています。
ライトは点灯式です。
車体のダイカストの肉厚のために、正面窓ガラスはへこんで取り付けられています。
パンタグラフは架線集電対応です。
車体側面には速度記録331km/hを達成した記念プレートが取り付けられています。
フライホイール付のモーターが台車に固定されています。
台車の取りつけはセンターピンを使用せずに、側面の円弧状のガイドで回転させるようになっています。
ROXYでは、全ての製品に二線式と三線式が用意されていて、動力も１モーターと２モーターがあります。
製品の箱は大きな発泡スチロール製で厚紙の帯で蓋を固定しています。
ROXY製品は生産数量が少なく取扱店が限られていたため、中古店でもあまり見かけません。しかし、ダイカスト製特有の重厚なイメージは電気機関車の模型にはぴったりです。