Ｃ．Ｐ．Ｈｕｎｔｉｎｇｔｏｎの愛称で呼ばれているSouthern
Pacific鉄道の1号機関車です。大型蒸機で有名なアメリカの大陸横断鉄道会社ですが、最初はこのような小型機関車からスタートしました。
大きなダイヤモンド型煙突、カウキャッチャーなどアメリカ型蒸気機関車の特徴的な部品を備えています。
模型は１９５７年に鉄道模型社がアメリカのM.B.Austin向けに製造しました。当時のアメリカ向け製品には珍しく塗装仕上げで輸出されました。
キャブの側面のレタリングは手書きです。
Model Railroader誌の1960年4月号の広告です。広告によると未塗装でも販売されていたようです。
動力装置はキャブ内に収めた棒型モーターからウォームギヤによる伝導です。重量バランスが良くないので、牽引力は期待できません。
薪はプラスティック成型のものが載せられています。ランボード上面やキャブ屋根も塗り分けられています。
この製品は運転用というより記念品的な目的で販売されたと思われます。
全部で６５０台がアメリカに輸出されました。