ＴＭＳ1954年5月号の鉄道模型社の広告です。阪急９２０の写真の下にある「近鉄モ２２００新」というのが、これから紹介する模型です。
この広告を見たファンは大いに期待をして発売を待ったことと思います。
なぜなら、この写真の阪急はよく出来ているから、これと同レベルの２２００なら大丈夫と思うはずです。
しかし、その期待を見事に裏切るのが鉄道模型社です。
では、製品を紹介しましょう。
鉄道模型社、1954年
ＴＭＳ1954年5月号の鉄道模型社の広告です。
阪急９２０の写真の下にある「近鉄モ２２００新」というのが、これから紹介する模型です。
この広告を見たファンは大いに期待をして発売を待ったことと思います。
なぜなら、この写真の阪急はよく出来ているから、これと同レベルの２２００なら大丈夫と思うはずです。
しかし、その期待を見事に裏切るのが鉄道模型社です。
では、製品を紹介しましょう。
この写真を見て、プロトタイプを当てられる方は、相当想像力の豊かな方だと思います。
最初この模型を見せられたときは、車体がレモンイエローに塗装されていて何の模型がすぐには分かりませんでした。
先頭部を見ると、片目。
これによってモ２２００らしい、ということは分かります。
しかし、先頭部の形状が国電のモハ６０みたいで、近鉄のイメージとは程遠いものです。
窓配置を見ると、モ２２００の新型ですが、屋根と車体の構造はモ２２００旧です。
結局、モ２２００新を作ろうとしたが、よく調べずに図面化したので、実車とは似ても似つかないものになってしまったようです。
「さすがは、鉄道模型社！」と感心してしまいます。
この模型は20年ほど前にレストアしてグリーンに塗りましたが、少し地味になりすぎたので塗り替えようと思っています。
戦後の特急色のツートンカラーにでもして遊ぼうと思います。
ところで、最初の広告の阪急９２０型もレストア中です。
出来あがったら、紹介します。
こちらは、この２２００と同じメーカーが同時期に作ったとは思えないまともな製品です。