カツミ、1960年代製
世界一美しい蒸気機関車として有名なSouthern
Pacific鉄道のGSクラスです。
牽引していた列車の名前から通称Daylightと呼ばれています。
カツミのこの模型はアメリカ向け製品のベストセラーで長年に渡って生産が繰り返されています。
カツミのアメリカ型は通常未塗装ですが、この製品は当初から塗装済みの完成品で発売され魅力的な模型になっています。
歴代のカツミ製品の中で人気投票をすれば、間違いなく第一位になる製品だと思います。
これだけ人気のある模型ですが、ほとんどが輸出されたため日本では入手難で、私のこの模型もアメリカで購入したものです。
カツミからは、この機関車に似合う流線型の客車も発売されていました。
スケールではなく、一般的な流線型客車の雰囲気を楽しむためのものですが、車体長はフルスケールでした。
色々な鉄道色で発売されていましたが、このデイライト塗装が一番鮮やかでカツミらしい製品です。
おなじみのこの座席は、元々流線型客車用に作られたもので、取り付け説明書と共に客車の箱に同封されていました。
でも展望車などはこれを切断加工して取り付けるようになっていて、結構な手間です。
最初から室内取り付け済みの天賞堂の流線型客車とは対照的な製品です。
この製品もかなりの量が生産されたようで、いまだにアメリカの中古ブラス店で見かけます。